過払い金問題について記事一覧

よく聞く「過払い金」という言葉ですが、簡単に言えば貸金業者に多く払い過ぎてしまった利息のことをいいます。法律上、返す必要のない利息を返済していたわけですから、当然それを請求する権利が生じています。これが「過払い請求」というわけです。過払い金が発生する仕組みは、皆さんが考えているよりもいたってシンプルです。過去にあった貸し付けに関する法律が改正されたことにより、今まで上限だった利率(利息の年率)に誤...

過払い金が実際に手元に戻ってくるまでは、どのような流れになっているのでしょうか?専門家に依頼した場合も個人で請求をする場合も、実は流れについてはそこまで大差はありません。下記を見ながら、現在、過払い請求がどの程度まで進んでいるのかを確認してみましょう。まずは取引履歴書の開示請求過払い請求のスタートラインは、貸金業者に対して取引履歴の開示請求をすることからはじまります。取引履歴が届かないことには、過...

過払い請求というのは、その気になれば個人で行うことも可能となっていますし、実際に裁判までやってしまう方がいるのは事実です。自分で出来るのであれば専門家に依頼する必要はないのでは?と感じてしまいますが、専門家に依頼をするメリットは十分にあるといえます。では、過払い請求を専門家に依頼をすることによって、どのようなメリットを受けることができるのでしょうか?貸金業者との煩わしい交渉をしなくて良い過払い請求...

個人で過払い請求をしている方は、特に注意を払う必要があるのが「ゼロ和解」です。ゼロ和解というのは、お互いに債権債務がないことを了承しあうこと、つまり、0円で話し合いを終えましょうといったものです。どういった状況でこのような話が出るかというと、まだ残債務が残っている状態で取引履歴の開示請求をした場合に多いといえます。取引履歴開示前のゼロ和解に要注意貸金業者側は取引履歴の開示請求をされた際、過払い金の...

過払い金というのは、なぜ発生するようになったのでしょうか?現在では当たり前のように過払い金という言葉が使われるようになりましたが、なぜ過払い金が発生するのか?といった理由までを知っている方は少ないといえます。これには、過去にあった出資法と利息制限法の金利の違いが理由となっています。過払い金が発生する理由を知り、自身に過払い金が発生していないかどうかを改めて考えてみましょう。過払い金発生に至った経緯...

貸金業者との取引が平成18年より以前から続いていて、取引期間が10年を超えるような場合、100万円を超える過払い金が発生していることもあります。昭和の時代から取引をしていたような方は、300万円を超える可能性も十分にあるのです。この過払い金は、請求をすることによって最終的に現金として自分の手元に入ってくることになりますが、返ってきた過払い金は、果たして税金が課税されることになるのでしょうか?返還さ...

貸金業者によって過払い金への対応というのはそれぞれです。相手となった貸金業者によっては、5~6割程度でしか返金できないと言い張ることも、弁護士事務所の実務ではよくあることです。ひどいところになると、1~2割での返還を提案されることもあります。どうせ過払い金が返ってくるのであれば、誰でも満額で返ってきてくれたほうがいいに決まっています。しかし、過払い金の回収というのは、貸金業者側との長い争いになって...

実は過払い請求というものは、いつまでも請求ができるものではありません。過払い金を請求できる権利を「過払い請求権」というのですが、この過払い請求権には時効が定められているのです。時効を迎えてしまうと、過払い請求権を行使することができなくなり、当然ながら過払い金も手元に返ってくることはなくなってしまいますので、時効については常に気を配る必要があります。過払い金に心当たりがある方は、早急に過払い金発生の...

過払い請求をするとブラックリストに載ってしまう・・・。こんな噂話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?しかし、こちらはいまや過去の話。現在は過払い請求をしてブラックリストに名前が載ってしまうようなことはありません。ブラックリストというのは俗称よく聞くブラックリストという言葉、しかし実際にブラックリストというものがあるわけではありません。ブラックリストというのは、信用情報機関に登録さ...

すでに亡くなってしまった方であっても、原則として、法定相続人であれば過払い請求をすることは可能となっています。法定相続人というのは、法律上の相続人のことをいいます。たとえば、夫が亡くなったのであれば、その妻と子が法定相続人になります。また、配偶者は常に相続人となりますが、二人の間に子がいなければ、亡くなった夫の両親が相続人となり、その両親もすでに亡くなっている場合は、夫の兄弟姉妹が相続人となります...

一度、完済によってすべての取引を終えている場合であっても、過払い請求はできるのでしょうか?完済した際に解約を行い、契約書の返還などがあった場合はこのような不安も出てきます。結論としては、たとえ完済後、解約後であったとしても、過払い請求を行うことは可能です。ただし、過払い請求は最後の取引から10年間で時効となってしまいますので、すでに完済している方は、完済から何年経っているかを、よく思い返してみてく...